理想的な被リンクとは?

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外部SEO対策で重要なのは「被リンクを数多く集めること」ですが、それ以上に被リンク1つ1つの質を大切にしなければいけません。そこで、ここでは良質な(理想的な)被リンクとはどういったものなのかを解説していきます。

4つの理想的なリンク

最初に答えを言ってしまえば、理想的な被リンクとは、下記の被リンクです。

  • 検索エンジンから高い評価を受けているサイトからの被リンク
  • オーソリティサイトからの被リンク
  • オーソリティサイトからの被リンクを受けているサイトの被リンク
  • 関連性のあるサイトからの被リンク
  • ナチュラルリンク
  • TOPページからの被リンク
  • アンカーテキストにキーワードが含まれている被リンク

個別に解説していきましょう。

検索エンジンから高い評価を受けているサイトからの被リンク

検索エンジンから高い評価を受けているサイトからの被リンクは、同じように高い評価を受けると考えられます。そこで被リンクを集める場合は、下記の項目に当てはまるサイトを積極的に探していきましょう。

・オリジナルコンテンツで作成されている。
・インデックス数が多い
・ヤフカテなどに登録されている。
・高いPRが付いている。
・運用機関が長い(ドメイン年数が古い)。
・適度に更新されている。

これらの条件を満たしているサイトは、検索エンジンから高く評価されている可能性が高いです。なので、こういったサイトからの被リンクを集められると高い被リンク効果が期待できます。

オーソリティサイトからの被リンク

オーソリティサイト(権威あるサイト)とは簡単に言うと、その分野における信頼性の高いサイト、そして多くのサイトから継続的にリンクされているサイトの事です。多くの被リンクを集めているサイトからリンクされる事は、それだけでサイト評価が上がると言えます。

Wikipedia、All About、公共機関のサイトなどはオーソリティサイトの例として良く挙げられますが、それ以外でも、Web関連のサイトであればWeb担当者フォーラムのような、その業界におけるオーソリティサイトからのリンクもとても価値があると言えます。

オーソリティサイトからの被リンクを受けているサイトの被リンク

オーソリティサイトのサイトから被リンクを受けるには費用が必要な場合が多いです(特にディレクトリ型検索エンジン)。もちろん、費用を支払ってオーソリティサイトからの被リンクを集めてもいいのですが、当初は費用をあまりかけたくないと思います。

そこで、オーソリティサイトから被リンクを集めている複数のサイトから、被リンクを集めるようにしましょう。オーソリティサイトから被リンクを集めるよりも、費用対効果の良い、SEO効果が期待できます。

関連性のあるサイトからの被リンク

リンク元とリンク先との関連性は検索順位に影響を与えていないという意見もあるのですが、個人的には関連性のあるサイトからの被リンクを集めることを推奨します。さらに言えば、関連性があるサイトかどうかだけではなく、被リンクが掲載されるページのタイトル、メタタグ、見出し、テキストなどに関連性のあるキーワードが記述されていれば、より評価は高まると考えられています。

この辺は、第4章で解説した競合サイトの解析と同じ要領で被リンクが掲載されるサイトと、WEBページを解析してみてください。

ナチュラルリンク

自分自身から被リンクの掲載をリクエストするのではなく、自然と集まってくる被リンクをナチュラルリンクと言います。例えば、あなたのコンテンツを読んだ方が、「このコンテンツは役立つから、自分のサイトで紹介してみよう」と思えば、そこからナチュラルリンクを得ることができます。

このナチュラルリンクを得るためには、高質なコンテンツでサイトが構成されていることが前提となりますが、ナチュラルリンクの集まるようなコンテンツを作成し続ければ、被リンク集めの対策など必要なくなりますので理想的な被リンクだと言えるのです。

TOPページからの被リンク

被リンクを掲載してもらうにしても、トップページからとサブページからとでは、その被リンクの評価は異なります。やはりトップページからのリンクが高い評価を得やすい傾向にあるので、できるだけTOPページにリンクを掲載してもらうのが理想的です。それが難しい場合は階層の浅いページからリンクを貰うことでSEO効果は高まります。

TOPページからの被リンクが理想的であると解説しましたが、さらに具体的に言いますと、「TOPページのコンテンツ部分からの被リンク」が理想的です。

前述しましたが、現在の検索エンジンはリンクの量ではなく質を重要視しています。
量を重要視していたころであれば、サイトの共通部分(サイドバー、フッターなど)にリンクを掲載しても問題なかったのですが、質を重視している現代では、サイトの中でも最もリンクスコアが高いと考えられるコンテンツ部分からのリンクが理想的だと言えます。

コンテンツ部分の中でも、「上部・中部・下部」と細かく分かれます。

一般的にはコンテンツの下部にリンクを掲載すると、SEO効果が高くなると言われています。しかし、コンテンツ内の掲載位置はそこまで気にしなくても構いませんので、参考程度に覚えて置いてください。

また、下層ページのコンテンツからの被リンクでも効果は十分に期待できます。

アンカーテキストにキーワードが含まれている被リンク

リンクの価値はアンカーテキストによって大きく変わってきます。アンカーテキストが指定できる場合には、必ずキーワードを入れるようにしてください。

ナチュラルリンクの場合、アンカーテキストはサイト名やページタイトルを使用される事が多いです。そこで、サイト名とページタイトルにはキーワードを入れることをお奨めいたします。

被リンクを集める際の注意点

多くのサイトから被リンクを集める際に注意しなければならないのが、「サイトを構成する環境・リンク形式を分散する」ことです。
下記の様な項目が分散されているのが理想的です。

・IPアドレス
・サーバー会社
・ドメイン
・サイトの構築方法(html、MT、WP、無料ブログなど)
・リンクの掲載位置
・リンクのアンカーテキスト

検索エンジンは被リンクの「多様性」を評価する傾向にあります。
上記の項目が全て同じような被リンクばかりが集まっていると、検索エンジンに「不自然な被リンク」だと判断される危険性があります。

しかし、これらの項目は普通に被リンク集めを行っていれば、自然と分散されますので、神経質に調査する必要はありません。予備知識として確認しておいてください。

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