良質なコンテンツを作成する方法
「アドセンスにおけるコンテンツの重要性」でアドセンスサイトにおけるコンテンツの重要性と良質なコンテンツがどの様なコンテンツであるかを解説しました。このページでは、良質なコンテンツの作り方を解説していきます。
長文になりますが、このページを上から下まで読んでいけば、あなたも良質なコンテンツを作成することができるようになります。
それでは、順番に見ていきましょう。
良質なコンテンツの作り方
ここから具体的なコンテンツの制作過程を解説していきます。
それでは、見ていきましょう。
手順1:テーマを決める。
まず、最初にサイトのテーマを決めましょう。
大抵の場合は、サイトを制作する段階でテーマを決めているかと思います。
まだ決まっていない場合は、この段階で決めてしまいましょう。
このテーマ決めは、かなり重要な部分です。
このテーマ決めが、アフィリエイトの成否を分けると言っても過言ではありません。
後述する2つのポイントに注意しながらテーマを決めましょう。
自分の興味があるテーマを選ぶ。
テーマを決める時の絶対条件は「自分の興味があるテーマを選ぶ」です。
理由は簡単で「興味のないテーマを選ぶと運営が楽しくないから」です。
楽しくなければサイト運営は続きません。
他のコンテンツでもお伝えしましたが、アドセンスを始めアフィリエイトで成功する秘訣は最初の無報酬期間を如何にして乗り切るかです。アフィリエイトで利益を出せていない人の多くは、報酬が高いなどの理由から無理に興味のないテーマでサイトを作成してしまい、途中で運営を諦めてしまいます。
その結果、報酬を得ることができません。
報酬を一度も得たことが無い段階で興味の無いサイトを運営することは苦しいだけ。
サイト運営を長続きさせるためにも、まずは自分の興味のあるテーマを選択するようにしましょう。
一度でも報酬を得ると、興味のないテーマでサイトを作成しても長く運営することができます。だって、この苦しみの先に報酬があると理解していますからね。
テーマ自体に興味は無くても、アフィリエイト報酬には興味があるはず。
それなら、興味のないテーマの運営だって長く続けることができますね。
話を元に戻しましょう。
自分に「あなたの興味のある分野はなんですか?」と問いかけてください。
そして、思いつく限りのテーマを紙などに書き出しましょう。
例えば、野球・料理・ダイエット・ランニング・読書・マーケティングなど、自分の興味があるテーマを全て書き起こします。
そして、その中から一番興味のあるテーマを決めてください。
それが、あなたが最初に運営するサイトの【テーマ】です!
テーマは必ず1つに絞る。
興味の範囲が広い方は、テーマを一つに絞り込めないケースがあります。
ですが、必ず1つに絞り込みましょう。
テーマを1つに絞り込む理由は、サイトに専門性を持たせること。
サイトに専門性を持たせると、2つのメリットがあります。
1つ目は、SEO対策として検索エンジンに専門性の高いサイトであると認識される可能性がある点です。例えば、Googleはサイトの専門性を重視しているようで、様々なテーマが混同しているサイトと、1つのテーマに絞り込んだサイトがある場合、テーマを絞り込んだサイトの方が上位表示される傾向にあります(この点だけで順位が決まるわけではありませんよ)。
アドセンスサイトでも、検索エンジンからのアクセスが重要です。
SEO対策としてしっかりとテーマの絞り込みを行いましょう。
2つ目は、訪問者に対して専門性の高いサイトであると認識される可能性がある点です。例えば、あなたがあるテーマに興味があるとして、そのテーマ1つに特化したサイトと、そのテーマ以外にも様々なテーマが混同しているサイトがあった場合、あなたならどちらのサイトにより「興味」を抱くでしょうか?個人差があるかもしれませんが、多くの方は、1つのテーマに特化したサイトに、より興味を抱くと思います。
アドセンスの成功に必要なのはPVです。テーマを絞り込むことで深く興味を抱いてもらえれば、その他のコンテンツにもアクセスしてもらえる可能性が高まり、よりアドセンスで報酬を得られる可能性が高くなるわけです。
以上の様な点を考慮して、サイトテーマは必ず1つに絞るようにしてください。
手順2:キーワードリサーチで求められているコンテンツを調査する。
テーマが決まったら、次にそのテーマに関心がある人がどの様なコンテンツを求めているのかを調べます。
誰も求めていないコンテンツを制作してもアクセスは全く期待できません。多くのアクセスを獲得するためにも、そのテーマに関心のある人がどの様なコンテンツを求めているのかを調査しましょう。
調査と言っても方法は簡単で、あなたの選んだテーマに興味のある人がGoogleでどの様なキーワード検索しているのかを調べるだけです。例えば、テーマがダイエットであれば、Googleで検索されているダイエットに関連するキーワードをリストアップし、どの程度の回数、検索されているのかを調べるのです。
検索される回数が多ければ多いほど、多くの人が興味を持っているキーワードだと判断することができます。あとは、そのキーワードの検索結果に表示されるページを確認すれば、どの様なコンテンツが求められているのを知ることができるわけです。
キーワードリサーチと聞くと、専門的で難しそうと思うかもしれませんが、コピペができれば、誰でもキーワードリサーチをすることができます。
以下は、私なりのキーワードリサーチの手順です。
あなたも、以下の手順でキーワードリサーチを行ってみましょう。
手順A:関連キーワードをリストアップする。
関連キーワードのリストアップは、Googleキーワードプランナーを使うことで誰でも簡単に行うことができます。関連キーワードのリストアップに要する時間は、5分程度です。
Googleキーワードプランナーの利用には、会員登録が必要です。未登録の方は、以下のコンテンツを参考にして会員登録を行ってください。
⇒ Google AdWordsとは?アドワーズに登録・ログインしてみる
以下で関連キーワードをリストアップする手順を解説します。
キーワード候補をクリックしてください。
赤枠部分がキーワードリストです。
ダウンロードからCSV形式でキーワードリストをダウンロードすることができます。
手順B:各キーワードの月間検索ボリュームを調べる。
この月間検索ボリュームは別途調べる必要はありません。先ほど手順1でダウンロードしたファイルの中に既に記述されています。
ダウンロードしたファイルを開いてみると1行目の項目の中に「Avg. Monthly Searches (exact match only)」と書かれている部分があります。この部分に記述されている数値が、そのキーワードの月間検索ボリュームとなります。
手順C:各キーワードの検索結果上位10位をリスト化する。
先ほどリストアップしたキーワードを実際にGoogle検索エンジンで検索します。そして、検索結果に表示される上位10ページのページタイトルとURLをリスト化していきましょう。
このとき注意が必要なのは、Googleの検索結果上からURLを取得してはいけないという点です。Googleの検索結果に表示されるリンクは直リンクになっていません。そのため、検索結果からリンクURLを取得してしまうと、後述する情報が取得できなくなってしまいます。
URLを取得するときは、必ず検索結果からリンク先のページに移動して、アドレスバーに表示されているURLを取得するようにしてください。
ページタイトルに関しましても、あまりタイトルが長い場合などは、Googleの検索結果にページタイトルが全て表示されません。こちらもリンク先ページに移動してからページソースを確認するなどして取得してください。
取得した情報は、キーワードとページ(URL+タイトル)×10を1セットとして後から見てもわかる様にエクセルなどにまとめておきましょう。
手順D:各キーワードのソーシャルメディアでの紹介数を調べる。
検索結果ページに表示されている上位ページのリストアップが完了したら、今度は各ページ単位でソーシャルメディアでの紹介数を調べていきましょう。
各ソーシャルメディアでの紹介数を調べることで、ユーザーが強く関心を抱いているコンテンツを把握することができます。各キーワードの検索結果に表示されるページがソーシャルメディアで多く紹介されていれば、そのコンテンツが求められているコンテンツであることが分かります。
各ソーシャルメディアでの紹介数は、以下のWEBサービスを利用して無料で調べることができます。
⇒ SEOチェキ
このサービスを利用して情報を集める手順は以下の通りです。
SEOチェキにアクセスしてください。
検索枠にURLを入力して検索してください。
上記画像の部分に各ソーシャルメディアでの紹介数が表示されていますので、取得してください。
以上の作業を全てのURLで行います。
収集した情報は、あとで確認しやすいようエクセルなどでまとめておきましょう。
この作業は、キーワードが多いと少し時間を要する作業ですが、避けては通れません。心のスイッチを切って、黙々と作業を進めましょう。
手順E:キーワードを並べ替えて分類する。
ここでは、キーワードの並べ替えを行います。キーワードを並べ替える理由は、コンテンツを制作するとき、より効果の出易いキーワードを選択できるようにするためです。並べ替えと合わせてキーワードの分類も行います。
その1:キーワードを月間検索ボリュームの多い順に並び替える。
まずは、キーワードを月間検索ボリュームの多い順に並び替えます。
月間検索ボリュームの数値は、1ヶ月間に検索された回数が多いほど大きくなります。つまり月間検索ボリュームの数値が多いキーワードというのは、より多くのユーザーが興味を頂いているキーワードだと位置づけることができます。
その2:キーワードを検索ボリュームを基準に4つに分類する。
キーワードの並べ替えが終わったら、キーワードを検索ボリュームを基準に4つに分類していきます。分類方法は簡単で、検索ボリュームの数値が表示されているキーワード総数を3で割り、多い順にその個数のキーワードを1つと分類してください。
検索ボリュームの表示されているキーワード総数が300の場合なら、300/3=100となり、上から100キーワードが分類1、次の100キーワードが分類2、最後の100キーワードが分類3となります。
分類4は検索ボリュームに数値が表示されていない全てのキーワードです。
その3:ソーシャルメディアでの紹介数が多いモノをチェックする。
ここでは、各キーワードの上位10ページのソーシャルメディア紹介数の中で上位3ページにチェックを付けましょう。パッと見たときにそのキーワードのソーシャルメディア紹介数の上位3ページが把握できればチェックの付け方はどの様なものでも構いません。
手順F:各キーワードから求められているコンテンツを調査する。
キーワードの並び換えができたら、各キーワードで検索をするユーザーが、どの様なコンテンツを求めているのかを調査しましょう。
ユーザーが求めていない見当違いの内容では、検索エンジンで上位表示されませんし、ソーシャルメディアでも紹介される可能性は低くなります。仮にアクセスがあったとしても、求めている内容を違えば、そぐにサイトから離脱されてしまいます。
既に各キーワードの検索結果上位10ページのURLは取得していると思いますので、それらのページにアクセスして、そのページ内容をじっくりと読んでください。このとき、そのページにどの様なことが書かれているのかをしっかりとメモしましょう。
このメモは、後から読み返したときに、そのメモだけで同様のコンテンツを作成できるぐらいしっかりとメモしておきます。
Googleの検索結果は、ユーザーに役立つものも優先的に上位に表示しますので、上位表示されているページ=そのキーワードでユーザーが求めている内容を配信している可能性が高くなります。そのため、上位10ページを読むだけでも、ユーザーが何を求めているのか凡その検討を付けることができるのです。
10ページを確認するとき、各ソーシャルメディアで紹介されている回数が多いものがあれば、そのページを優先的に見ていきましょう。紹介数が多いということは、ユーザー求められているコンテンツだからです。
手順3:コンテンツを制作しよう
ここまでの作業で、あなたの選んだテーマに興味を持っている人がどの様なキーワードで検索をしており、そのキーワードで検索する時、どの様な内容のコンテンツを求めているのかが把握できたと思います。
ここからは、コンテンツを作成する具体的な手順を解説していきます。
手順A:キーワードを選択する。
まずは、キーワードを選択しましょう。
キーワードリストには、多くのキーワードがリストアップされていると思いますが、キーワードを選択するときは適当に選ぶのではなく、以下の法則によって選ぶようにしましょう。
最初に選択するキーワードは、分類3に掲載されているキーワードで、その中でもソーシャルメディアでの紹介数が多いキーワードです。
分類1のキーワードは月間検索回数が多いキーワードですので多くの人が興味を持っているキーワードですが、そのため、多くの競合がこのキーワードを元にコンテンツを作成しています。つまりライバルの多いキーワードとなります。分類2もほぼ同様です。
サイトを作ったばかり初心者が、こんなライバルの多いキーワードでコンテンツを作っても、検索エンジンで上位表示される可能性はきわめて低く、ソーシャルメディアで紹介される可能性も極めて低いです。
最初の段階は、この様なキーワードでコンテンツを作成するのは避け、比較的ライバルの少ないであろう、それでいて、ある程度は検索エンジンで検索されているキーワード、つまり分類3のキーワードを選択するのが無難です。
分類3の中からキーワードを選択するときは、ソーシャルメディアでの紹介数を参考にします。ソーシャルメディアでの紹介数が多いキーワードでコンテンツを制作すれば、そのコンテンツもソーシャルメディアで紹介される可能性が、紹介数が少ないキーワードよりは高くなります。
最初は分類3のキーワードを選択し、分類2、分類1とキーワードを選択していきましょう。
分類4に関しましては、月間検索ボリュームが表示されていませんので、仮に検索エンジンで上位表示したとしても検索エンジンからのアクセスはあまり期待できません。ですが、分類4の中にもソーシャルメディアでの紹介数がある程度あるキーワードがあるかもしれません。
分類4は、そんなソーシャルメディアでの紹介数がある程度あるキーワードを選択しましょう。分類4のキーワードは、気が向いたときに選択する感じでよいと思います。
手順B:コンテンツ内容を決める。
「アドセンスにおけるコンテンツの重要性」でも解説しましたが、良質なコンテンツとは、訪問者の抱いている欲求を満たしてくれるコンテンツです。コンテンツ内容を考えるときは、そのキーワードで検索する人が「何を求めているのか」をしっかりと考えなければなりません。検索者の立場になって「何を求めているのか」を考え、それを満たすコンテンツを作れば良いのです。
そうは言っても、最初のうちは「何を求めているのか」が分かりにくいと思います。これもコンテンツ制作をこなしていけば、自然と分かってくるようになりますので、最初から完璧を目指すのではなく「そのうち分かってくるから」と割り切った気持ちで考えて見ましょう。「何を求めているか」ばかりに捕らわれて作業が進まないのでは意味がありません。
ここでは、コンテンツ制作に慣れていない初心者の方向けに、簡単にコンテンツ内容を決める方法をご紹介します。
その方法とは「既存コンテンツの真似をする」です。
真似をするといっても、丸パクリするという意味ではありません。
コンテンツの内容を参考にさせてもらうという意味です。
そのキーワードで上位表示されているコンテンツと言うのは、そのキーワードで検索をしたユーザーに役に立つとGoogleが判断しているコンテンツです。つまり、検索者の欲求を満たす内容である可能性が高いのです。そこで・・・
最初はこのスタイルでコンテンツ制作を学んでいきましょう。
コンテンツ制作が上手くなる近道は「真似をする」こと。真似をすることで様々なことを学び、スキルを身につけることができます。
手順C:既存コンテンツを超える方法を考える。
検索エンジンで上位に表示されたり、多くの人にソーシャルメディアで紹介してもらうためには、既存のコンテンツよりも優れたコンテンツを制作する必要があります。二番煎じでは、劇的な効果を期待することはできません。
先ほどの手順でコンテンツ内容は決まったと思いますが、そのコンテンツで他のコンテンツを越える方法はないか考えてみてください。既存コンテンツを超える方法は色々とあるのですが、最初のうちは以下の3点を抑えて起きましょう。
- 情報の出し惜しみをしない。コンテンツを制作するとき、自分の持っている情報を出し惜しみするのはやめましょう。出し惜しみをしたコンテンツでは、既存コンテンツを越えるのは難しいです。情報は出し惜しみせず、景気良く配信してください。ただし、不要な情報を配信するとコンテンツの完成度が下がる場合がありますので、十分に注意してください。
- 既存コンテンツで情報が不足していると思った点を補う。既存コンテンツを読んでいくと、情報が不足していると感じる点が出てくる場合があります。その場合は、その不足情報を加えるだけでも、既存コンテンツを越えられることが多々あります。このとき、無理に情報を追加するのはやめましょう。ヘタに情報を追加すると、内容が散漫として返ってコンテンツの完成度が低くなります。
- 既存コンテンツで分かりにくかった点を補う。既存コンテンツを読んでいくと、解説が分かりにくかったりする点が出てくる場合があります。その場合は、その部分を解りやすく解説するだけでも、コンテンツの完成度は高まります。文章を解りやすくしたり、画像を使用するなど解りやすくする工夫をしてみましょう。
以上の3点を抑えるだけでも、既存コンテンツを超えるコンテンツを作成することができる可能性があります。
もしも、過不足無く情報を配信しており、全ての解説が解りやすい、そんな完璧なコンテンツがある場合は、そのコンテンツを超えることは簡単ではありません。コンテンツの切り口を変えて、差別化することを考えなければいけませんが、初心者の方には、いきなりこの作業は難しいです。
試行錯誤して時間を浪費するよりも、そのコンテンツ制作を諦めるか一旦置いておいて、別のコンテンツを先に制作するようにしましょう。
手順D:タイトルを決める。
目次を作成して、大よそのコンテンツ内容が確定したら、コンテンツのタイトルを決めましょう。このタイトル、非常に重要な要素なので注意が必要です。
タイトルの完成度は、それだけでアクセス数に大きな影響を及ぼします。検索エンジンの検索結果には、一般的にこのタイトルが表示されます。また、外部のサイトなどからコンテンツに対するリンクを張られる場合、そのほとんどがこのタイトルをリンクのアンカーテキストとして利用します。つまり、ユーザーが最初に目にする可能性が高いのが、このタイトルなのです。
タイトルだけで、どの様な内容なのか、そしてどの様な人に向けたコンテンツなのかを明確に表現しなければいけません。そうはいっても、いきなり完璧なタイトルを付けるのは難しいです。コンテンツと同様、このタイトルも継続的に作成していく中で、少しずつクオリティが高まっていくのです。
最初から完璧なタイトルを付ける必要はありません。
最初は、以下のルールを守ったタイトルを作成してみましょう。
- タイトルは28文字以内にする。現在、Googleの検索エンジンでは、検索結果に表示されるタイトルの文字数が28文字となっています。これを超える文字数にしてしまうと、オーバーした文字が省略されてしまい、しっかりとコンテンツの内容を伝えられない可能性があります。また、この28文字以内に抑えておけば、例えば「はてブ」などにタイトルが表示された場合などでも、大抵の場合でタイトルの全てを表示させることができます。どうしても28文字以内に抑えることができない場合は、せめて28文字以内でコンテンツの中身が分かるようにしておくと良いでしょう。
- 記号を使わない。これもGoogleの検索結果を想定してのルールなのですが、Googleの検索結果では、タイトルに記号が(特に連続して)入っている場合、その後ろを省略されてしまう可能性があります。タイトルの一部をバッサリと省略されてしまうと、しっかりとコンテンツの内容を伝えられない可能性があります。可能な限り記号を含まないタイトルを付けるようにしましょう。
- 具体性を出す。散漫としたタイトルと言うのは、ユーザーの興味を惹きつけることができません。タイトルには、必ず具体性を出しましょう。例えば「ゆで卵でダイエットする方法」と「1日1回ゆで卵を食べて2週間で-10kgを達成するダイエット方法」では、後者の方をクリックしたくなりますよね。タイトルに具体性は必須です。具体性を出す方法はいくつかありますが、最も簡単なのは【数字】を用いる方法です。数字を加えるだけで、一気に具体性を出すことができます。
- 簡易性を表現する。コンテンツ内容によっては必要ないかもしれませんが、簡易性を表現することも重要な要素です。例えば、このコンテンツは短い時間で読むことができる、このコンテンツの内容は簡単に理解することができる、など簡易性を表現すれば、ユーザーを惹きつけることができます。
- インパクトを与える。ユーザーの興味を惹くためには、タイトルにインパクトが無ければいけません。コンテンツ内容によってもインパクトの表現が違うのですが、例えば「業界激震」「要注目」「知らないんですか?」「猿でもわかる」など、とにかくタイトルにインパクトを与えることでユーザーの興味を惹くことができます。ただやり過ぎには注意してください。タイトルが嘘になってはいけません。コンテンツ内容に見合ったインパクトを表現しましょう。
手順E:コンテンツを制作する。
いよいよコンテンツを制作していきましょう。
はじめは自分の言葉で好きなように書きましょう。最初から完璧を求める必要はありません。完璧を求めれば、必ずコンテンツを制作することが嫌になります。自分で「下手だな」と思うコンテンツで構いません。大切なことは、とにかく制作すること。制作し続ければ、その作業量に比例してスキルは上がっていきます。
ただ、でたらめに文章を書いても読みにくいモノが出来上がるだけなので、以下のポイントだけは抑えた文章を書いてみましょう。以下のポイントを抑えるだけでも読みやすい文章に仕上げることができます。
- 文章構造をしっかりと組み立てる。最も重要なのは文章構造をしっかりと組み立てることです。ただ書きたいことをズラッと書き並べただけの文章と言うのは、読み手にとって非常に読みにくいもの。書籍を例にとって見ても分かりますが、どの様な書籍でも章や項で区切られ、しっかりと文章構造が組み立てられています。あれが、章も項も関係ないし最初から最後まで何の区切りも無く書かれていては、非常に読みにくいことは一目瞭然でしょう。文章構造をハッキリとさせることで読み手にとって読みやすいコンテンツを制作することができます。
- 読み手の興味を引く見出しを用いる。WEB上の文章を一字一句読む人は少ないです。あなたもサイト上の文章を読むときは斜め読みをしているのではないでしょうか。多くの人は、WEBページを斜め読みするとき、各章、各項の見出しを読み流す傾向にあります。コンテンツをじっくりと見てもらうためには、読み手の興味を引くような魅力的な見出しを用意するようにしましょう。見出しを作るときのポイントは、見出しだけでその章(項)に書かれている内容が把握できる様にすることと、読み手が「読んでみたい」と思ってしまうような興味を抱かせることです。コンテンツを読んでもらえるかは、この見出しで決まるといっても過言ではありません。
- 最初にその項目の結論を書く。魅力的な見出しで読み手の興味を引くことは書きましたが、見出しの限られた文字数の中で全てを表現することは不可能です。さらにコンテンツをしっかりと読んでもらう為には、項目の結論を最初に書くようにしましょう。項目の最初に結論が書かれていれば、自分が求めている内容なのかをすぐに判断することができ、求めている内容であれば、読み進めてもらえます。
- 文章は短くする。句読点だらけの長い文章は読み手にとってストレス以外の何ものでもありません。文章は短く切り、メリハリのあるテンポの良い文章にするだけでも、読みやすさはグッと高まります。横並びの文字数は30文字程度を最大とし、4行以上にならないようにすると効果的です。ただし、サイトテーマなどによって一概に良いとは言えません。
- 専門用語を使わない。専門用語は可能な限り使わないほうが良いでしょう。専門用語がいくつも登場する文章は読み手に専門性を意識させてしまい、予想以上に読みにくい印象を与えてしまいます。可能な限り専門用語は使わないようにして、どうしても使用する必要がある場合は、必ず注釈を付けてその用語の説明を入れましょう。読み手が専門家である可能性が高い場合は、専門用語を使用しても構いません。読み手のレベルに合った用語を使うようにしてください。
- 語尾はバリエーションを持たせて単調にしない。「ですます調」で特に注意が必要です。同じ語尾が続くと単調かつ稚拙な文章というイメージを読み手に与えてしまいます。できるだけ同じ語尾を繰り返さないようして、単調・稚拙というイメージを相手に与えないようにしましょう。
- 箇条書きを使う。この項目も箇条書きですが、箇条書きで伝えられる部分は、箇条書きにしましょう。ダラダラと文章を書くよりも箇条書きにした方が読みやすく分かりやすくなります。
- 画像を使う。画像で表現できる部分は画像で表現しましょう。読み手に取って画像が適度に掲載されている文章と文字だけの文章ですと、前者の方が圧倒的に読みやすいです。ただし、意味のない画像は掲載してはいけません。無意味なだけでなく、逆に文章を読みにくくする結果になります。
最初のうちは、上記の8つを守るだけでそれなりの文章を書けるようになります。そこからさらに上質な文章を書きたいと思う方には、専門書籍の購入をお奨めいたします。以下に、私がお薦めする書籍をご紹介します。
- Webライティング成功の法則60
- 伝わる! 文章力が身につく本 (基礎からわかる“伝わる!”シリーズ)
- 文章力の基本
- これは「効く!」Web文章作成&編集術逆引きハンドブック
- プロフェッショナルWebライティング
- だから御社のWebは二度と読む気がしない お得意様を獲得する驚異のWebライティングメソッド
手順4:コンテンツの最終チェックをする。
コンテンツの制作が完了したら、コンテンツの内容を確認しましょう。誤字脱字はもちろん、本当に訪問者の役に立つコンテンツなのかを冷静に確認します。
確認するときのポイントは、コンテンツの制作完了から確認までに少し時間を空けるということ。最低でも1日は時間を空けることがポイントです。どうして時間を空けるのかというと、コンテンツを制作した段階では、制作者の立場でしかコンテンツを見ることができないからです。1日程度時間を空けることで、制作者ではなく、訪問者の視点から客観的にコンテンツを確認することができるようになります。
個人的には、コンテンツ制作の翌朝に確認するのがお勧め。しっかりと時間を空け、頭のスッキリとして朝に確認することで、より客観的にコンテンツを確認することができます。
チェックまでに時間を空ける余裕がない場合は、そのコンテンツを制作したときと異なる環境で確認をするのがお奨めです。例えば、喫茶店などで確認をすると、時間を空けなくても客観的なチェックができるかもしれません(個人差あり)。
制作中は「唯一無二のすばらしいコンテンツだ!」と思っていたが、翌朝に確認してみると顔を覆いたくなるほど出来が悪いパターンと言うのは以外と多くあります。なので、どんなにすばらしいコンテンツで確認なんて時間の無駄だと思える場合でも、必ず確認をするようにしてください。
以下の8点は必ずチェックしておきましょう。
- 誤字脱字はありませんか?
- 各項目の冒頭に結論を書いていますか?
- 文章が長ったらしくなっていませんか?
- 語尾が単調になっていませんか?
- 回りくどい言い回しをしていませんか?
- 情報の出し惜しみをしていませんか?
- 間違った情報を配信していませんか?
- 本当に役立つコンテンツですか?
修正する箇所があれば、適切に修正を加えましょう。
修正を加えた後、さらに時間を空けて確認するとコンテンツの完成度は高まりますが、最初の段階では少しでも多くのコンテンツを制作したいので、修正が完了したら完成としておきましょう。
手順5:コンテンツを装飾する。
コンテンツの執筆が完了したら、今度は装飾にかかります。
この装飾でもコンテンツの読みやすさが大きく変わってきますので、面倒くさがらずキチンと装飾するようにしてください。
装飾と言っても難しいことはありません。
- 行間、文字間を適切に空ける。文字がギュッと詰まった文章は非常に読みにくく感じます。行間と文字間に適度な間隔を作って、読みやすくしましょう。行間と文字間はCSSで定義することになると思いますので、サイトを構築する際にこれらの定義も加えておきましょう。
- 強調したい箇所は色を変えるなどして目立たせる。文字が主体のコンテンツの場合、画像を掲載している場合を除き、基本的に真っ黒な文字だけがコンテンツを占めることになります。これは非常に読みづらいですし、パッと見て自分が求めているコンテンツなのかを判断することができません。そこで、コンテンツの中で重要な項目など強調したい箇所などを装飾しておきましょう。文字の太さを変える、大きさを変える、文字色を変える、下線を引くなど、色々と思いつくかと思います。
装飾のやりすぎは、逆にコンテンツを読みにくくする場合があります。
文字サイズを異常に大きくしたり、キツイ色を使用すると文章が読みにくくなるのに加え、稚拙な印象や信頼性に欠ける印象を読み手に与えてしまうので注意が必要です。
やりすぎはいけません。
もうちょっと目立たせても良いかな~ぐらいで止めておくのがポイントです。
コンテンツ制作時の心構え
コンテンツを最後まで完成させる秘訣は「完璧を求めない」です。
この心構えが無ければ、コンテンツを完成させることはできません。
コンテンツが最後まで制作できない人の多くは、制作途中で自分のコンテンツに絶望してしまうパターンが多いです。「こんな稚拙なコンテンツは人に見せられない」そんな風に感じて、コンテンツを制作するのが嫌になるのです。
最初から完璧を求める必要はありません。完璧を求めれば、必ずコンテンツを制作することが嫌になります。自分で「下手だな」と思うコンテンツで構いません。大切なことは、とにかく制作すること。制作し続ければ、その作業量に比例してスキルは上がっていきます。
最初から完璧を求めてはいけません。コンテンツの制作過程で嫌気がさして来たら「そのうち上手くなるさ」と鼻で笑ってください。実際、そのうち上手くなりますから。
最初は下手で当たり前。
いきなりプロ級のコンテンツを作れるほうが変なんです。
「完璧を求めない」
「そのうち上手くなるさ」
気軽に行きましょう。
良質なコンテンツを制作するための3つの習慣
良質なコンテンツは簡単に制作することはできません。
日々の努力で少しずつ制作できるようになっていくものです。
良質なコンテンツを制作できるようになるための習慣を3つご紹介します。
良質なコンテンツを実際に読んでみる。
良質なコンテンツを制作したければ、良質なコンテンツに触れるのが近道です。
興味のある分野をネットサーフィンして「これは良質なコンテンツだ!」と感じたモノをどんどんブラウザのお気に入りにでも登録しておきます。あるいはキーワードリサーチの過程で見つけた「良質なコンテンツ」でも良いです。
どんどん集めましょう。
集めたコンテンツは、1日に1つでもスキマ時間を見つけて読みましょう。
良質なコンテンツを読んでいると、分かり易い言い回しや文章構造など、良質なコンテンツの制作に必要なスキルを身につけることができます。
良質なコンテンツを配信しているサイトは、今後も良質なコンテンツを公開する可能性が高くありますので、RSSリーダーでRSSを購読しておけば、良質なコンテンツを自動的に手に入れることができます。
過去記事に目を通すのもお忘れなく。
良質なコンテンツを書き写してみる。
1日に良質なコンテンツを1つは書き写してみましょう。
読むだけではなく、実際にタイピングをすることでより文章を理解できるからです。パソコンでタイピングするのが基本ですが、手書きで書き写すとさらに効果的(個人差あり)。
特に頭がスッキリとしている朝に書き写すと効果的だと思います。
夜のうちにコンテンツを選んでおき、朝の時間帯に書き写してみましょう。
個人差はあると思いますが、私は効果があると実感しています。
とにかく良質なコンテンツを制作しつづける。
これが究極の習慣です。
継続性に勝るものはありません。
今日のコンテンツと30日後のコンテンツを比べれば、必ず後者が優れたモノになっています。もちろん、単にコンテンツを制作しているだけなら違いは生じませんが、より良いコンテンツを作りたいと考えながら制作を続けていれば、コンテンツの品質は必ず向上します。
何もしなければ0ですが、何か行動を起こせば、その時点で0ではありません。
1日1コンテンツは必ず制作してください。そして公開してください。
良質なコンテンツを制作したいと願い、継続してコンテンツを制作してください。
継続性こそ、良質なコンテンツを作る究極の習慣です。
まとめ
長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。
全部読んでいない方は、時間を見つけて一度は読んでみてください。
一読する価値はあると信じています。
最後に注意です。
今回の内容は、あくまで初心者の方を対象に解説をさせていただきました。なので、込み入った部分(例えば、競合調査など)は省いています。
ある程度の基礎ができた方は、他のサイトも参考にして、さらにスキルを磨いてください。